馬鹿な管理職は必ずこう言います。
「さっさと戦力化しろ」
なお、このセリフを吐く馬鹿はノウハウを持っていませんし、技術も知識もありません。
そしてマニュアルはカビの生えた平成初期のものが出てくるか、そもそもマニュアルがなかったります。
技術が必要とされる仕事だと、基本的に一ヶ月程度では戦力化はほぼ不可能です。
特にハードウェア関連のカスタマーエンジニアは経験が物を言うので、とりあえず一人前になるまでには1年以上かかります。
あらゆる業種の顧客対応になるので、これがかなり面倒です。
一人で動く仕事なので、現場では頼る人がいません。
電話サポートが限界です。
基本的に新人は若者です。
そしてこっちはおっさんです。
若者から見たら、下手すりゃこっちは老害です。
アホな発言ばかりしてたら、そりゃ老害認定受けます。
そうなると全く話を聞かなくなりますし、こっちに話もしません。
両者ともに損しかしません。
新人が育たなければ仕事はキツイままだし、新人も馬鹿なことしか言わないおっさんと仕事なんてしたくないです。
世代の差を理解した上で、その差を利用した話を展開して相互理解をしなければ上手く仕事は回りません。
自分だって、相手がクソみたいな老害だったら話す気なくしますよね?w
会話の間口が広いことは本当に有益です。
それと過去に起きた出来事なんかを、上手く伝えることができるとそれだけで相手の関心を引くことができます。
過去にも書いた気がしますが、物価の変化をラーメン一杯の値段で例えたり、PC性能や容量を動画再生時間や、帯域制限がかかったスマートフォンの通信速度で例えたりします。
そういった過去と今を上手く比較して説明できない人は、間違いなく無能扱いされるでしょう。
いわゆる昔話ばかりしている老人として認定されます。
こういった人、身近にいませんか?w
こっちの話を聞いてくれて、向こうの話も聞いて意識や認識をすり合わせる。
これが組織として仕事を回す最低限の環境を作る準備だと思います。
仕事のルールだけ叩き込んだって、そんな短期間じゃ絶対に無理です。
わからない事を確認するために質問できる関係を作ることです。
逆に、ちゃんと仕事を教えていけば自分の仕事も減らせるので間違いなく利益があります。
まあ、評価基準がクソだとすべて無に帰りますけどね。
新人「これだけ仕事できるようになりました」
おっさん「新人さんに仕事教えて一人前にしました」
両者ともに評価されるべきのはずですが、何故か馬鹿な管理職は評価しません。