ロシア、ウクライナの軍事関連情報について少々思うことがあります。
youtubeなどで、ロシア軍が旧式の戦車を戦場に投入する事について、とにかく馬鹿にする動画が散見されます。
確かに旧式戦車なのは間違いないのですが、対抗手段がない状態だと旧式戦車でも恐ろしい戦力になることを無視してはダメなんです。
歩兵の標準的な装備では、第二次世界大戦で使用されていたT-34すら撃破は不可能です。
76.2mmの戦車砲から発射される榴弾は、人体に対してとんでもない威力を発揮します。
最新鋭の120mm砲と比べれば小さいですが、生身の人間相手に性能の不足はありません。
砲弾が小さい分、大量に積み込む事が出来るのも利点だったりします。
対戦車火器を用意すれば撃破は可能ですが、それも地形を考慮した戦術を使わなければどうにもなりません。
たとえ旧式だとしても、それは最新型の戦車同士の戦闘が一方的になる可能性が高いだけで、歩兵が相手ならば十分な脅威になる事を忘れないで下さい。
簡単に言えば、火縄銃のような歴史的な旧式武器でも、当たれば人間は死ぬんです。
「古いからゴミである」と言う考えは危険です。
使うべきところで使えば、十分有効な威力を発揮することになります。
相手を過小評価するのは良くない事です。
追い詰められた相手は何をするかわかりません。
戦端を開いたのはロシアなのですから、その責任を取らせなければいけません。
武力侵攻をすれば、世界から殴られ、倒れるまで殴られ続ける事を知らしめなければだめなんです。
ここでぬるい対応をすれば、次の侵略戦争がどこかで起きる事になるはずです。