FIREというものについて一つ思う事です。
金融資産を貯めて、その利益で食っていくという考え方ですね。
で、これなんですけど国際情勢考えると結構厳しいような気がします。
単純にロシアによるウクライナ侵攻が起きた結果、金融資産に対するダメージは結構あったようです。
本当の金持ちは、びくともしないほど持ってますので軽傷で済んでいます。
しかし、個人が手にした金融資産で耐えられるものなのでしょうか…?
完全に仕事を辞めてしまった人は、結構まずい状態になっているようです。
保有している資産の種類によるのはありますが、それでも確実に影響は受けます。
で、金融資産の怖いところは、本当に突然価値がゼロになってしまうリスクがどうしてもある事です。
まあ、会社勤めしていても、突然倒産する可能性があるのと同じです。
問題は一つ。
完全に仕事を辞めてい場合、再就職が難しい事です。
金融資産は預金ではありませんので、価値が変動します。
預金もまあ、物価・為替で価値が変動しますが、引き出せば使用可能な点が大きく違います。
預金の場合はハイパーインフレが発生すると一瞬でゴミになる可能性があります。
また、預金の利息はゼロと言って問題ないレベルなので、増える事はないです。
確かに人手不足ではありますが、それは「能力の高い人」が不足しているだけで、言ってしまえば能力の低い人は就職難です。
で、例えば40歳くらいで金融資産をうまく保有して、仕事を辞めて、10年後に金融資産が価値を失ったときにどうするのか?という事です。
50歳の10年無職だった人を雇うのか?と言う話ですね。
私は絶対に雇いません。
10年無職の時点で、どう考えても時代に合っていない人になってます。
金融資産だけで生きている人は、考え方がかなり独特です。(私が見た人だけなので、偏見が大いに入っています)
結局は「いつ辞めても大丈夫」という心構えで仕事はやっていた方がいいのでは?と、何のひねりもない事になります。
極端な行動は身を亡ぼすことになります。
政府はNISAを強く推していますが、あれはいいところしか宣伝してません。
実際には結構しっかり勉強して手を出さないと、金融屋の養分にされるだけです。
トータルで増える。この言葉、パチンコ狂から聞いたことありませんか?
楽して儲かる方法ってのは、人に教えるわけないんですよ。
それに本当に簡単に儲かるなら、企業がそれを大規模に実施しています。
そしてそれを本業にしている証券屋がどんな組織なのか知っていますか?
知らずにやると、大きく損をするのはどんなことでも一緒です。